思考法

本質を見抜く

■本質に則った生き方を選ぶ

 

人生の99%はムダである。このムダとは「自分にとって無価値」であるという意味だ。たとえば他人からの頼まれごとを処理していては、自分が本当にやるべきことを見失ってしまうだろう。死ぬ間際に後悔してからでは遅い。では、本当に大切なことをするために自分は何をしなければならないだろうか。今回はグレッグ・マキューンの『エッセンシャル思考』について解説する。

 

■「エッセンシャル思考」を用いる

 

①断る

エッセンシャル思考で初めに行動すべきことは「断る」ことだ。人生は短い。そして人は金銭には目の色を変えるわりには、金銭の本質的側面である「時間」については大雑把に過ぎる。無価値な朝礼や会議をしている時間があるのであれば、それを断る勇気も必要だ。

 

②自己に問う

①の「断る」技術にたどり着くには、その前に「最も重要なことは何か」を自分に問う必要がある。家族が病気であるのに、クライアントに揉み手をしている時間があるだろうか。クライアントに揉み手をすることに価値があるのかを問わねばならない。そしてきちんと理由を述べて断ったところで、実はそれは自分の価値を大きく毀損することにはならないのだ。

 

③吟味する

オープンワールドのゲームでは、村人だの老人だのが次から次へと頼みごとをしてくる。その大半がどうでもいいものだ。病気の老婆に頼まれて森の奥に薬草を取ってきて、手渡したところで、時間が経てばまたその老婆は同じ頼みごとをしてくるだろう。これではいつまで経ってもドラゴンを倒すことにはつながらない。

現実世界ではもっと多くの頼まれごとが生じる。そしてそのほとんどがゲーム以上にどうでも良い内容ばかりだ。なにかを選択するということは、同じ時間にできるであろう、他の何かを捨てるということなのだ。

 

④選択から逃げない

行うべき事柄を決定したのであれば、他のものについてはきっぱりとノーを突きつけないといけない。「AをやりながらBをやる」という行動は、本来注力すべきAという行動の成果を大きく引き下げることになりかねない。この選択から顔を背けても、選択から逃げることはできないのだ。

 

⑤本質を見抜く

「売上が落ちた」とか「見知らぬアザが身体にできた」というような、ちょっとした問題の裏には本質的な大きな問題が隠れていることがある。このような事態を見抜くには、問題の行間や空白に注目しなければならない。

行間や空白から問題点を探り出す秘訣としては「日報・日記」と言った日常の繰り返しや、より抽象化された大きな文脈に事態を置いてそこから平素と異なる違和感に目を向けることだ。

 

⑥基準を上げる

自分がやるべきことが見えてきたら、その基準を高く掲げることだ。「本当にやりたいことか」を問い続け、そのためのハードルを上げる。そしてそれ以外のすべてのものにノーを突きつける。そしてやるべきことについては天から与えられたものとして、すべての時間をそこに費やして注力しなければならない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です