苦しみの原因を探る

苦しみとは

■苦しみとはなにか

 

そもそも苦しみとは何でしょう。古来より数多の哲学者や聖職者、学者たちがこの問題に取り組んできました。のみならず私たちが日々取り組んでいる仕事とは、人間の苦しみを軽減させるための作業の一端を担っているともいえます。

苦しみというのは人間に湧き出るごく自然な感情ですが、少なくともあるパターンによって生まれ出るものです。私たちが生活を送る上で苦しみになるべく出遭わないようにするために、まず苦しみそのものを知ってみましょう。

 

以下はWikipediaからの抜粋です。

苦しみ(くるしみ)あるいは 苦痛 (Suffering or pain) は、不快さの基礎的で感情的な経験であり、危害と結び付けられた嫌悪あるいは個人における危害の恐れである。

概要

苦しみは、第一に身体的過程か精神的過程のいずれに結びついているのかに依存している。精神的苦しみの例は、不安、嘆き、憎しみ、退屈である。

全ての感覚をもつ存在者は、その生存の間に、様々な仕方でしばしば劇的に、苦しみをもつ。人間的活動の全ての領域が苦しみに関するあらゆる問題に関わるわけではないが、多くの事柄がその性質や過程、起源や原因、意味や重要性、その関係する個人的、社会的、文化的行為、その救済、取り扱い、使用等々に関わっている。

また、仏教においても学びになる視点があります。

壊苦

壊苦(えく、vipariṇāma-duḥkha) とは「壊滅の苦の状態」である。「ヴィパリナーマ」とは「悪い方へ変化する」という意味であるから、好ましくない状態をあらわすのである。「楽事の去るによって成ずる苦」とも説明される。「壊滅」とは、その点で「楽境壊滅」(らくきょうえめつ)の意味であるという。すなわち、人間にとって好もしいと感ずる対象が、次々とこわされてゆく時に感ずる苦である。この第二の苦(壊苦)の中に、人間が一般に感ずる苦は含まれる。

『この第二の苦(壊苦)の中に、人間が一般に感ずる苦は含まれる』とあります。たとえどんな大切なもの、好ましいものでも月日が経てば変わってしまったり、劣化して壊れてしまったりします。それは仕方がないことです。私たちはどうあっても苦しみから完全に逃れ去ることはなかなか困難なのです。

 

■苦を消滅させることは難しい

 

 

苦そのものを完全に回避することは難しいです。なぜなら人間はその存在そのものが苦しみであるからです。どんな人でも苦しんでいます。ではなぜ人間は苦しむのか。それは欲があるからです。欲というと悪いように聞こえるかもしれません。しかしお腹が空けば誰でも苦しみを感じますし、社会に出れば人間関係であつれきが生じます。一方、山の中で隠遁すれば孤独に苛まれます。

苦しみは自分の欲求から出たものです。しかしそれは普通のことです。大切なのはなるべく苦しみに遭わないように心がけ、苦しみが生じた際にはそこから素早く脱却する。まずはそれを心がけゆくようにしましょう。

 

■苦しみの良い面も理解する

 

苦しみは必ずしも悪い面ばかりとは限りません。良い面にも焦点を当てることで、苦しみそのものを軽減することもできます。

たとえばスポーツでがんばって表彰されたとか、苦しんで勉強をして良い学校に入学したというのは良い苦しみですよね。また貧しい家庭で子ども時代を送ったため、大人になって奮起して成功したというものも、すぐにはわからない苦しみの良い側面です。

人は苦しむものですが、同時に苦しみを解決する力があります。苦しみは成長を促し、苦しみを乗り越えることで大きな成功を収めることができます。

今、苦しみの中にある人は、その苦しみを乗り越えたらどうなるだろうと思い描いてみるのも価値があることだといえるでしょう。

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