準備

苦からの脱却 準備編【自分に学ぶ】

求道オンラインは「苦しみ・悲しみ・悩みをなくす」ことがテーマです。今、苦しくてたまらない方はまずは以下の2点をお試しください。すっと気持ちが楽になるはずです。

 

・自分を癒やす
・短期的な解決方法

 

その上で「今のような苦しみをもう二度と味わないたくない」と思っている方や「この苦しみを糧に今後大きく成長してゆきたい」と考えている方はどうぞお読みください。

 

【今日は明日に続いている】

 

作家の遠藤周作氏は『人生と生活は違う』と記しています。人生とは文字通りのものですが、ここで言う生活とは日々の営みのことです。私たちは毎日、朝目が覚めて食事をし、仕事や勉強をし、人間関係に心を砕き、そして睡眠を取ります。

 

毎日はとくにドラマティックなものではありません。今日、苦しみに遭うも明日は歓びに満たされるということはそうそう起こらないのです。今日と明日はなめらかに続いています。そしてとくにおもしろみもなく、むしろときに苦しく、つらい思いをすることの方がほとんどでしょう。これが私たちの日々なのです。

 

しかし、人生全体を鳥瞰するとどうでしょう。ある年齢になってふっと過去を振り返ると、苦しくつらい毎日が多かったかもしれないけれど、同時に自分がいかに努力し、がんばって歩んできたのかに気づいて身が打ち震えるような感動を覚えるかもしれません。逆に日々を怠惰に過ごし、苦しみから顔を背け、享楽に溺れる生活を送ってきたとしましょう。しかし、あるときその人が人生を振り返ってみると、その生活は良かったと思えるでしょうか。

 

悩み・苦しみ・悲しみと言った負の感情は悪いことばかりではありません。人生を充実させる糧であるとも言えます。そしてそのための鍵となるものは、苦しみの乗り越えを果たしたときの成長の実感なのです。

 

では苦しみを乗り越えて成長を果たし、充実したと思える人生を送るには何が必要でしょうか。

 

【苦しみを乗り越える万能の羅針盤】

 

先にお伝えしたように、私たちの毎日はそうそう簡単には大きな変化を遂げません。ただ、苦からの脱却を目指す決意さえあれば、その中においても一歩ずつは進んでいるのです。それは傍目には何も変わらないかもしれません。内面的にも実感は湧きにくいかもしれません。しかし苦からの脱却を目指す限り、間違いなく私たちは歩み続けています

 

この代わり映えのない日々において、自分の変化を確実に悟る方法があります。それは記録を残すことです。日記は自分の歩いてきた軌跡を知る唯一の方法です。

 

日記にはさまざまなメリットがありますが、求道オンラインではとくに大きな挫折や失敗のような苦難に遭ったとき、試験やダイエット、闘病のような時間がかかるものに取り組むとき、禁酒・禁煙のような継続性を持たせたいときなどに効果を発揮しやすいものとして推奨しています。その上で日記の効用について説明します。

 

・日記の効用

①思考と感情が整理される

アメリカで行われた心理学の研究によると、人間は一日に6万回も思考するそうです。この思考を私たちは一つひとつ把握しているわけではありません。思考に伴う感情も自然と湧出してきます。

 

日記は誰が読むものでもありません。しかしそこに自分の考えや思いを綴ることで、頭の中に溜め込んだものを吐き出す効果があります。腹が立ったのであれば、その旨を日記に書いておくだけで気持ちはずいぶん楽になるでしょう。

 

②現在位置を把握できる

苦からの脱却において日記は羅針盤(コンパス)のようなものです。1ヶ月に一度程度は日記を読み返してみることをおすすめします。たとえば勉強やダイエット、闘病などは歳月を必要とします。

 

一見すると代わり映えのしない日常であっても、わずか1ヶ月、2ヶ月前の日記を読み返すだけで自分が問題に対してどう向き合っているのか、どのような取り組みをしてきたのか。何を学び、実践したのか。どう変わってきたのか。過去の足跡を眺めることでここに至るまでの自分の努力と進歩を知ることができます。

 

また、自分の立ち位置を把握することで将来に対しての予測を立てることも可能となります。つまり人生の先を見通し、目標に対して適切な対応を取ることができるようになるのです。

 

なお、これは個人的な経験ですが、苦しみの中にあえいでいて、何か行動しようとしても失敗を繰り返す時期があります。まったく進捗がないように思えるかもしれませんが、後に日記を読み返してみると目前にそびえる高い壁をどう乗り越えるか、ひたすらに苦心し続けていた激動の時期だったことに気づかされます。

 

③問題の本質を掴みやすくなる

日記を読み返すことで自分を客観的に見ることができます。たとえば職場の人間関係で苦しんでいた場合、その原因が相手にあると思っていたとしましょう。しかし日記を続けてゆくうちに隠れた問題点に気づくかもしれません。

 

上記では相手の態度や行為ではなく、職場環境全体が劣悪であり、また自分は生活の不安が原因でその職場に固執していたというような事実に気づくかもしれません。そこまで来たら苦しみの解決はすぐ目前だと言えるでしょう。

 

④自己改善に役立つ

人間は外部の刺激によってそれぞれ決まった思考や行動をするものです。また誰からも強制されなければ同じような思考や行動を繰り返します。苦からの脱却においては日記を読むことで、自分がやっている思考や行動のくせを知ることができるようになります。

 

ある人の態度や行動に怒りを感じて、そこから問題が発生したとしたら、それから数年後もまた似たような人に出くわすかもしれません。しかし日記を読んでいれば、その思考パターンから脱却し、苦しみから遠のくことができるようになります。

 

また、仮に日記の日付が抜けていたのであればそこに自分の怠慢を感じ取ることができますし、書き方一つ取っても自分の思考や精神状態の変化を感じ取ることができます。このように日記は自己分析を通じた人生の向上と改善のための便利なツールでもあるのです。

 

【日記の書き方】

 

①書き方は自由 必要なものだけが自然と残されてゆく

日記の書き方というものは本来自由なものです。誰に教わるものでもありません。一方、さまざまな書籍などで日記の書き方について記されています。最初はそれらを足がかりに日記を始めてみる方法もあります。

 

私も最初は日々のタスクを書き出したり、起きた出来事を書いてみたり、体重を書いてみたり、思いを綴ってみたりと色々なことを試していました。日記は自分で試行錯誤するものです。おもしろいことに日記は続けてゆくうちに不要なものは自然と省かれてゆき、自分にとって必要なものだけを記載するようになります。

 

ただし日記をつけるにあたって「苦からの脱却」というテーマは忘れないようにしましょう。あくまでもその軸からぶれないようにすることが大切です。思ったことや感じたことを箇条書きやなぐり書きにしても構わないです。悪口や汚い言葉でも問題ありません。それらは修正したり消さないで残しておきましょう。後日、貴重な宝物となります。

 

②継続する

初めての人にとって日記をつけることは骨の折れる作業かもしれません。日記で大切なことは継続です。飛ばしてしまってもまた思い出したときに日記を書いてみてください。一週間飛ばしてしまっても、また思い出したときにつけてみてください。

 

継続は力なり」と言いますが、継続して日記をつけてゆくということは、同時に苦しみからの脱却に日々意識を注いでいることでもあります。あなたにとって苦からの脱却は、たとえば砂漠のはるか向こうにそびえる峨々たる高い山の頂きに立つような長い道のりかもしれません。日記をつけることは、その一歩一歩を記し、自分の軌跡を知ると同時に、自分がどちらへ向けて歩みを進めているかを知ることができます

 

(求道オンラインでは継続力をつける方法についても記載しています。詳細は「継続力を身につけるには」を参照してください)

 

③読み返す

日記は問題が起こった際ときはもちろん、定期的に読み返すことをおすすめします。これは悩み・苦しみ・悲しみが起こった原因などについて深堀りして考えるための重要な手がかりになります

 

日記をつけるにあたり、一つコツがあります。日記は読み返されるものであり、また日記を読み返すのは自分だけです。だからいずれ読み返されることを前提に未来の自分へのメッセージを残しておくと良いでしょう。

 

苦しいときであれば未来の自分に対して希望を抱くことができ、嬉しいときや成長を感じたときであればその感情を自分にそのまま伝えることができます。この記録はまた将来の自己改善に対しての貴重な資産となります。

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